2005年07月29日

六ヵ国協議

政治や外交にイマイチ詳しくないのでよくわかりませんが。
どうなんですか、今回の六ヵ国協議は。
北朝鮮以外の5国で北朝鮮をやっつけろ!的ならいいと思うけど
中国もロシアも韓国も北よりだからすっかり4対2な構図。
韓国も電気を北に送ったりで忙しいですね。

日本、拉致解決に言及 6カ国協議開会

韓国の宋旻淳外交通商次官補は「協議の焦点をここ(核問題)に集中しなければならない」と強調、日本人拉致事件や北朝鮮の人権問題などの論議を自制するよう参加国に要請した。


この発言も意味わからんなぁ。
すっかり北の代弁者。

だって日本よりも韓国の方が拉致されている人って多いんだよね?
4倍とも言われているらしいです。
それがなんで?って感じ。
拉致すら「同胞」という言葉で丸め込まれてしまうのか。
60年前のことは忘れなくても、同胞の罪ならつい最近のことでも忘れてしまうわけね。
韓国の拉致被害家族は日本の家族よりももっとずっと辛いだろうなぁ。

今回の六ヵ国協議は核問題がメインだから核を持たない日本は蚊帳の外って言われてるけど、無理して仲良くする必要はないと思います。
彼らのように北にハイハイハイハイ援助して(今までの日本もそうだけど)
それで拉致被害者が帰ってくるわけじゃないし。

とりあえず、もしこのまま今、衆議院解散・総選挙となったら首相は安倍さんがいいです。
まだ若すぎると言われそうだけど、他の人だったら民主に負けるかも。
まぁ公明党がいる限り大丈夫とは思うけど。
なんでも反対すればいい的な民主。
でも投票率が上がれば民主有利、下がれば組織票を持つ公明強し。
どうなったら自民が強くなるわけ!?(笑)
もし民主が次の党首を西村さんにするというなら民主がいいけど
いつまでも岡田さんではねぇ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あの人、何がいいの!?
posted by ひとみ at 00:45| Comment(0) | TrackBack(3) | 中韓朝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月25日

世界は広い

多くのブログで取り上げられているものだけど。
一応ここにも貼っておこう。

靖国神社に公式参拝した国。公式に反対している国 (散歩道サマ)

元ネタはNAVERのこちら

靖国を公式参拝した国、反対している国が図になっています。
なるほど、世界は広い。
アジアは広い。
中・韓・朝だけをとりあげてアジアだと思わないことですね。
もちろん「隣国」という意味では別ですけど。
そしてそういう報道にも惑わされないことです。

実際に

ソロモン首相、靖国神社参拝

というようなニュースもありましたし。

それがなぜ大きく報道されないのか。
日本人は謙虚ですね、と思うことにしよう(笑)
posted by ひとみ at 00:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 靖国問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月19日

いいかげんにしろ日教組

book6.jpg
いいかげんにしろ日教組―われ「亡国教育」と、かく闘えり
松浦 光修 著


少し長くなるが、私がこの本を読もうと思ったきっかけの話。
以前、「外国人参政権問題と日本の「狂」育」というタイトルで書いたブログで
少し話に出したのだが日本の普通の公立の学校に通っていながら
君が代を習ってないという人がいることに私はとっても驚いた。
その後その話を私のネッ友たちとしていたら、広島出身の友が習っていないと言った。
他の人たちが「習っていないところがあるなんて信じられない」
「日本人が日本の国歌を歌うのは当然のこと」と当たり前のように話していることに彼女は少し驚いたようだった。
そして「学校で君が代は天皇が神という戦時の思想を受け継ぐものだから」と教えられたという。
もちろん彼女は社会主義思想とかそういった類のものを持っているわけではない。
決して危険な思想を持った人間でもない。
普通の(というと語弊があるかもしれないが)普通に普通の人だ。
彼女はただ小学生の頃、先生が言ったことを素直に信じていただけなのだ。
その話から広島の教育って?と思った矢先、別の友人が国旗や国歌に関する問題が大きくなったのは「日教組」のせいだということを教えてくれた。
それから「日教組 広島」で検索すると広島では日教組の支配力が非常に強かったということがわかった。
いろいろ検索していく中で、この本を見つけ、ぶっちゃけタイトルだけで読んでみようと思い、図書館で予約した。
図書館で渡される本には通常売られるときに帯になっているものが本を開いて一番上に貼られている。
そこにあった言葉がこうだった。
「民間出身校長が自殺した広島県よりひどい 三重県教育界の惨状を赤裸々に告発!」
なんだかとんでもない本を手にしてしまったような気がした(笑)

日教組(日本教職員組合)というのは一言で言えばただの先生達の「職員団体」に過ぎない。
ただし今でこそ日本の教職員の中で日教組に入っている人は3割程度と言われているようだが、以前はこの日教組が教職員界の中で絶対的といっていいほどの支配力を持っていたらしい。
そして都道府県・市町村の中でその日教組の支配力が強ければ強いほどいわゆる「反日自虐教育」が行われている。

著者は三重県にある皇學館大学の助教授である。
皇學館というのは字の通り、神道学科などもある古来からの考えを受け継いでいる大学である。
さらに三重県にはかの有名な伊勢神社もある。
そんなお伊勢さんのお膝もとの三重県のはずが、どうやらかなりの「偏向教育」が行われているらしい。
そして全体では日教組加入率は3割と言われている中、著書が出版された当時(平成15年)の三重県の日教組加入率は98%にものぼっている。
その一方で「暴力行為発生率ワーストランキング」は全国第二位、「いじめ発生率ワーストランキング」も全国第二位。
これは決して三重県の生徒がおかしいということではなく、この「偏向教育」に大きな問題があるように思える。
著書は著者がそういった三重県の絶対的な日教組(三教祖)支配に対し、メディアや論文を通して闘った記録である。

本の内容は三教祖の現状・勤務時間内の組合活動の現状とその給与の返還問題。
さらに教科書の採択問題から新しい歴史教科書をつくる会に著者が参加していく様子。
それから日教組による政治活動・日教組と北朝鮮のつながり、拉致問題に関することなどなど。

想像していた通り、日教組はGHQが押しつけた「全ての責任は日本にある」という歴史観
それをそのまま引き継いだ組織で、社会党(現・社民党)や北朝鮮と仲良しで
社会主義思想であり、反日の政治家・メディアと同じ典型的な歴史観・思想を持つ組合だった。
そりゃ国歌も国旗も反対するでしょうよ、というような組合。

今までこういった反日の政治家・メディアに対するの本は何冊か読んできたけれど
これらと日教組の大きな違いは私たちにはどうすることもできないということである。
例えば政治家なら選挙で投票しなければ落選する。
メディアも買わない・読まない・見ないようにすれば当然会社の影響力は低下する。
しかし日教組は先生達の集まりで、我々は子供を先生に人質にとられているのと同じ。
子供が担任を選ぶことはできないし、担任が日教組に入っているかどうかで決めることもできない。
できるのはせいぜいおかしな教育をされたときに教育委員会に訴えることができるくらいだ。

まぁいい加減こういう反日日本人に関する話は飽きてきたのだが(笑)
彼らに共通することは常に彼らの中には「ダブルスタンダード」が存在すると言うことだ。
彼らが拉致問題を語る時、必ず「日本が過去に朝鮮にしたことを思い出しなさい」という。
それはつまり日本の朝鮮に対する「植民地支配」についてのことだ。
「植民地支配」と「併合」の違いには後で触れるとして、
たとえ日本が彼らの言う「植民地支配」をしていたとしても彼らが日本人を拉致していいという話にはならない。
著者も言っているのだが、それだとインドはイギリス人を拉致していいことになる。
そんなことが世界中で起こっているだろうか?
彼らの考え方はとても単純だ。
戦争のような日本人が「加害者」の場合、それを行った日本が悪いということになり
拉致問題や反日デモの暴徒化というような日本人が「被害者」の場合も
加害者である中・韓・朝を怒らせた日本人が悪いということになる。
日本人が朝鮮人を殴ったら日本人が悪い。
朝鮮人が日本人を殴ったら朝鮮人を怒らせた日本人が悪いという発想だ。
この考えは子供でもわかるおかしな発想なのに、一部の政治家やメディアの中には当然のように存在している。

彼らは常に「謝罪と賠償」そして「人権」という言葉を使う。
しかし日教組は勤務時間内の組合活動について不正に給与が与えられていたことに関して親や子供に謝罪をしたことなどなく
拉致という最大の人権侵害の事件に関しても積極的に動こうとしないどころか
否定的な見方をしている。
結局彼らのいう「人権」は万人に与えられる「人権」ではなく
特定の人間(例えば在日というような)に与えられる「人権」なのだ。

近年問題になっている少子化を考えても、この偏向教育の犯した罪は大きいと思う。
確かに不況も大きな原因ではあるだろうし、働く女性が増えていることも原因ではあると思う。
少子化にはさまざまな原因がある。
しかし日本の教育が過去の日本を否定するような教育だったら
「こんな国で子供を育てられるだろうか」と思うのはとても自然な考えだと思う。
なにも「愛国無罪」な教育をと思っているわけではない。
一つの国が何百年、何千年と続いていく間には罪も犯す、間違いもある。
それでも今自分たちが生きているのは、今までに多くの日本人が日本という国を作ってくれたおかげだからで
過去の人間の努力があって今の自分たちがあると考えるのが普通ではないかということだ。

戦後60年、この偏向教育は続く。
今もつくる会の教科書の採択率が非常に低かったり、採択するかもとなると反対運動が起きたり、政治家が「慰安婦」という言葉はあったが「従軍慰安婦」という言葉はないという発言をしただけで騒動になる。
60年もこの教育が続けば親・子供・孫が同じ考えを持つことになる。
となると、誰もこの教育を否定しなくなる。
これはとても恐ろしいことだと思う。

愛国心を持たない人間の中には、その国で育った自分の自己否定をする人もいる。
それが今の凶悪化した少年犯罪に繋がっているとも考えられる。
とにかく日教組が教育という世界の中で犯した罪は大きい。

私は小さい頃から先生になりたかった。
何故かと言われると理由はわからない。
大きくなってから思ったのは親以外で一番近くにいる大人は先生だったからではないかと思うようになった。
つまり子供が早く大人になりたいと思うのと同じ感覚で、先生になりたいと思っていたように思う。
それくらい私にとって先生という存在は絶対的で、先生の言うことは正しいと思っていた。
憧れの存在でもあった。
私は一応教員免許を持っている。
これからの人生、絶対教育界と繋がらないとは言い切れない。
自分の思想を生徒に押しつける教師にはならないようにしないとなと思った。

日教組についてはこちらのサイトも参考になります。

次は東京裁判―もう一つのニュルンベルクを読む。
これもタイトルで決めたのだが(笑)、受け取ってビックリ。
読むのに1ヶ月以上かかりそうな大作でした。
なのでこれからはチマチマ読んだ本以外のことにも触れていこうと思います。


そんなわけで(?)本日で私は26歳になりました(*´∀`) うれしくねぇ〜。
posted by ひとみ at 14:35| Comment(0) | TrackBack(5) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月12日

拉致の海流

book5.jpg
拉致の海流 個人も国も売った政治とメディア
山際 澄夫 著


基本的には続けて同じようなジャンルの本を読まないようにしているのだが
図書館の予約の都合で、前回に続き北朝鮮に関する本になりました。
この山際さんも今回の座り込みに参加していたことで知りました。
私は去年の夏に拉致被害者家族会が出した「家族」
蓮池薫さんの兄、透さんが書いた「奪還」を読みました。
今回のこの本を含め、こういった本を読むと本当に家族会の人たちが
どれほど政府に絶望したか、それでも政府以外に頼る場所がないつらさがどれほどだったかと胸が痛みます。

冒頭で2002年10月に美智子皇后のお誕生日の際の発言が載っています。

何故私たち皆が、自分たち共同社会の出来事として、この人々の不在をもっと強く意識し続けることが出来なかったかとの思いを消すことができません。


この一言に全てが集約されているような気がしました。

私はもうすぐ26歳になります。
自分の記憶を辿ってみると自分が覚えている一番古い総理大臣は竹下登さんです。
彼は昭和62年から首相だったようなので、その時で私が小2だしそんなもんかなと思います。
中曽根さんは記憶にはありません。
その後いわゆる55年体制の崩壊は記憶にあります。
幼いながら(って中学生くらいだったのかな?)与党は自民党、野党は社会党(現・社民党)という構図ができていたので、無知ながらも驚きでした。
その後、自民党は与党になるために社会党と手を組み、自社さ政権ができます。
まぁなんとなくこれくらいのことは覚えています。
それでも私にはずいぶん昔の話のような気がします。

ただ今回この本を読んでこの一つの大きな政治の流れが
いかに拉致被害者、そしてその家族を苦しめたかということがよくわかりました。
社会党は朝鮮労働党と深いつながりがありました。
故に、彼らにとって「日朝国交正常化」というのは一つの大きな目標でした。
その犠牲になったのが「拉致問題」
国交を正常化して対等な立場になることなくして、拉致問題の解決はないと言い切ったのです。
そして何度も行われた交渉の中でも全く拉致問題は議題に上りませんでした。
挙げ句、その交渉も核開発の問題で決裂。

物事には「時機」というのがあります。
「今、このタイミングを逃したら!」という「時機」があります。
日本は拉致問題においてそれをことごとくつぶしてきたのです。

この一連の政治の流れの間に生まれたことの一つに悪評高い「河野談話」というのがあります。
現在の衆議院議長である河野洋平氏が外務大臣だったときに
韓国が主張してきた従軍慰安婦問題に対して、ろくに調べもせずに謝罪したのです。
河野洋平・加藤紘一・野中広務氏あたりは自民党でありながら
非常に北朝鮮・韓国・中国よりの人間なようです。
そのせいで私たちは「従軍慰安婦」が「強制連行」されたと習いました。
しかしそれは現在実証されてはいません。
そして今回そのことを歴史教科書から削除しようとしたところ、韓国から反発が起きた。
あのとききちんと対応していれば今こんな風にはなっていなかったでしょう。

私にとっては「村山総理」と聞くと「あぁいたなぁそんな人」ってな感じのとても昔のことです。
ただ政治や外交においては10年20年前の言動が今に繋がるんだとこの本で実感しました。
今、ここで首相や外相が述べたことが10年先20年先の日本に大きく影響しているのだと。
あのときもっと強気で向かっていったら、今頃は・・・という気持ちをどうしても消すことができません。
あのとき自民党が続いていたら、「地上の楽園」と言われた北朝鮮の実態をもっと知る人がいたら・・・。
あのときの産経のスクープを他の新聞紙が続いて大きく報道していたら・・・。
我々は今の政治家がこれからの日本の為にどういう風に舵を動かすのかしっかり監視しなくてはいけないんだと強く感じました。

最後に本題とは関係ないのですが印象に残った箇所を。

「人の命は地球よりも重い」という言葉を聞いたことがありますか?
私はこの言葉だけは知っています。
今回、この本でその背景をしることができました。
久米裕さんの拉致の10日後、ダッカ事件という事件がおきます。
これはパリ発東京行きの飛行機を日本赤軍がインド上空でハイジャックし
バングラデシュのダッカに着陸させます。
そこで彼らは日本に収監中の日本赤軍メンバーの釈放と現金を要求します。
時の首相、福田赳夫はこの要求に即刻応え、超法規的措置として彼らを解放し、現金を渡します。
国際テロリストの要求に100%応えたのです。
そして出てきた言葉が「人の命は地球よりも重い」でした。
おぃおぃそりゃないぜという気持ちです。
著者の言葉を借りると

だが、これは一見もっともらしいが、実はよく考えるとまるで理屈に合わない言葉だった。この国家や社会は、命に代えてでも守らなければならない「価値」があるからである。私たちの社会における自由とか、人権、社会正義、また文化伝統といったことは、ある意味で命よりも大事な抽象的価値なのである。そもそも命より大事なものがあると信じなければ、誰も国に命を捧げることはしないだろう


その後立て続けに拉致が行われる。
日本がいかによわっちぃ国であるかわかったからだろう。

この一件を考えても、戦後日本がいかに「平和」とか「話合い」とか「人命優先」という言葉に騙されて、「国を守る」「国民を守る」ということを棚上げしてきたかがよくわかる。
国が国民を守らないで、国民が国のために働こうと思えるはずがない。
自分の家には鍵をかけるのに、国防や防衛・自衛という言葉には過剰に反発する人が多すぎる。
国が国民を守り、国民が国を守るという当たり前のことが「軍国主義」という言葉に代えられてしまう。

日本にはもっともっと考えるべきこと、やるべきことがたくさんあるなぁと感じさせられた。



次はちょっと視点を変えて「いいかげんにしろ日教組」を読む。
posted by ひとみ at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

北朝鮮を知りすぎた医者

book4.jpg
北朝鮮を知りすぎた医者 Diary of a mad place
ノルベルト・フォラツェン 著 訳・瀬木 碧


私たちはなんとなく北朝鮮の現状を知っている。
一部の軍人は外車を乗り回すような良い生活をしている一方で
地方の人たちは飢餓に苦しんでいること。
日本を含め、多くの国が支援した物資がそれらの
本当に困っている人たちには届かず闇市で高価に売られたり
違う国に転売され、結果自分たちの支援は一部の人の生活をよりよくしているだけだということを。
その現実が非常にストレートに表現されている本だと思った。

私がこの本を知ったのはごく最近のことだ。
恥ずかしながら私はこの「ノルベルト・フォラツェン」医師のことも最近知った。
それは先月の拉致被害者の家族会・救う会を中心に行われた座り込みの時だ。
座り込みに参加した方たちのブログを読んで知った。
この時彼は家族会と共に座り込みをし、また彼らの健康状態をチェックしたりしていたらしい。
それを知ったときに「なんで外国の医者が!?」という気持ちになった。
この人は一体何者なんだろう?と。

彼は元の西ドイツ生まれのお医者さん。
ドイツを離れ、モルディブで医師活動をした経験を持つ。
99年ドイツのNGO「カップ・アナムーア」に加わって北朝鮮へ。
やけどを負った重症患者の皮膚移植の手術に協力し、外国人初の「友好メダル」を授与される。
それが「お札」代わりになり、普通の外国人では行けないような地方での活動も許される。
そこで北朝鮮の現実を知る。
その後2000年に来朝したオルブライト国務長官の随行記者を連れて、平壌市内を案内する。
そのことが「破壊活動分子」的扱いを受け、年末国外追放になる。
北朝鮮にいた1年半の間に書かれた日記や写真の持ち出しに成功し、それを基に書かれた本がこれである。

アマゾンのカスタマーレビューにあるように若干の読みにくさはある。
もちろん書いている人が素人なこともあるが、訳者が忠実に訳しすぎている印象を受ける。
ただ逆に日本人っぽい書き方ではないこともあって、ドイツ人の彼が見た生のレポートというのを強く感じる。

彼が見た北朝鮮は本当にひどいものだった。
電気はほとんど通っておらず、水も足りていない。
病院も同じで電気もなければ、清潔な水もない。
手術は窓際で行われる。
メスの代わりにカミソリが使われることも珍しくない。
飢餓が蔓延していて、栄養失調・激しい下痢の子供・大人が多い。
北朝鮮の人たちはとても熱心に働くが、機械に対する防備が不十分で怪我が多い。
交通事故も多いし、火傷も多い。(電気も石炭もないので、危険な形で暖を取ろうとするため)
病院のほとんどは在庫がなく、手術も麻酔なしで行われる。
そういった中、届くはずの物資が届かない。

彼は北朝鮮の人々がとても熱心に働くことに感心し
また多くの人の優しさに触れ、彼らの苦労をどうにか少なくすることができないかと考える。
北朝鮮の内部の人たちが国を変えることはできない。
彼らは強い弾圧を受けているからだ。
北朝鮮を変えるのは外圧しかないと考え、多くの人にこの現実を知ってもらおうと
オルブライト国務長官(当時)の随行記者に平壌市内を案内する。
結果、これが原因で国外追放になる。
この時、彼らを管轄していた北朝鮮の水害対策委員会
(彼はこの本部がどこにあるのか最後まで知ることがなかったようだ)との会議で
お前は医者なのか、政治家なのか。政治的変革を望んでいるのかと聞かれたときに彼は言った。

たとえば、医療の面で人々をもっと手厚く援助するためにはどうしても政治的な変革が必要だとするなら、そしてそれが、各国のマスコミをもって受け入れ、旅行や発言が自由にでき、全ての人の人権を尊重すること(国際社会に受け入れてもらおうとするなら、それは義務だ)によってのみ達成できるとするならば、私も医師としていまいったような意味での「政治的な」任務を引き受けざるえないだろう・・・・・。


ものすごく正論だと思う。
正論でぶつかったゆえ、北朝鮮で生活していくことはできなくなったのだろう。

北朝鮮の住民の彼に対する信頼や親しみと幹部の彼に対する警戒の落差が激しいことに改めて驚く。
北朝鮮くらい貧困な国は少なくない。
ただそれらの国と北朝鮮の決定的な違いは、北朝鮮は一度は進化していたということだ。
電気が通り、水道には水が流れ、そういう我々から見ることろの当然の暮らしを彼らは一度経験している。
それがこうなった。
この場合の国民の絶望は計り知れないだろう。

にも関わらず、本の中にはこんな書簡が載せられている。
水害対策委員会から彼のいたNGO「カップアナムーア」本部に当てた書簡。
フォラツェン氏の行動を非難している文章なのだが
後半は約束していた500万マルク相当の服を早くよこせと言っている。
とても「援助してもらっている」態度ではない。
結局彼らには「助けてもらっている」という感覚がない。
北朝鮮で救援活動をしたいなら、北朝鮮のルールに従え!と言っているのだ。
なんとも不思議な国。
この異様さがとても強く伝わる。

本の中盤あたりで彼が日本人女性のエンターテイナー(おそらく引田天巧?)と言葉を交わす場面がある。
彼は彼女のことを全く知らないのだが、そのシーンはとても印象的だった。

その後、彼は中国を経由してソウルに入る。
しかしそこで不思議な状況を目にする。
誰も本当の北朝鮮のことを知ろうとしないのだ。
この本にはないが、彼は今年の5月に韓国からも国外退去命令が下された。
「北朝鮮を知りすぎた医者」、近況を語る
それでも彼は今も北朝鮮の国民を救うために活動しているのだろう。

北朝鮮の現実を知る、オススメの1冊です。
posted by ひとみ at 15:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

イギリステロ

哀しいことにまた罪のない人たちが殺されてしまった。
前日にオリンピックの開催地が決まり、歓喜の声が響いていたはずのロンドンで。
規模は9.11や列車爆破テロに比べれば死者は少なく済みそうではあるが、その衝撃は大きい。

人々が思うことは同じだろう。
誰もテロを認めることはできない。

ただ今日の関西の番組「ムハハnoたかじん
(たかじんのニュース解説の30分番組・生放送)で

たかじんが
「何をもってテロとするか。
イラク戦争だって相手にしてみればテロだ。」と。

橋下弁護士が
「イギリスはきちんと謝罪すべき。
イギリスがアラブ人とユダヤ人の住むところに
勝手にイスラエルという国を作ったのがそもそもの間違い。
日本も謝罪謝罪といわれているが、それ以上にイギリスは謝罪しなくてはならない」と。

ついこの前このあたりの本を読んだばかりなのだが
本のメインはアメリカと中東の関係がメインだったので橋下弁護士の意見が正しいのかは私にはイマイチよくわからない。
もともとイスラエルのあたりはイスラム教とキリスト教が対立している場所であったのだし。

とにかくこれだけテロが続いている現状、
テロが悪いとか、アルカイダが悪いとか言ってる場合ではなく
その根本原因を解決しないことには枝先だけ切っていっても何も変わらない。
私たち日本人もそのことに気づくべきであるし
隣国3ヶ国のことだけではなく、中東にももっと目を向けるべきなのだろう。

今回犠牲になった多くの命に冥福を祈る。
posted by ひとみ at 22:07| Comment(0) | TrackBack(2) | 中東・欧米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

イラクとパレスチナ アメリカの戦略

book3.jpg
イラクとパレスチナ アメリカの戦略
田中宇 著


今まで読んだ本に比べると短い文庫本なのだが、読むのに非他に時間がかかった。
大きな理由は私はカタカナが苦手だからだ(笑)
ついでに世界史も苦手でなんにも覚えていない。地理もわからん。
それでもこの本を読もうと思ったのは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんとなく。
日々のニュースで「パレスチナ」「ガザ地区」「ヨルダン」なんて言葉が出ても
どの辺なのか、中東だということしかわからなかったから。

まずものすごく簡単に歴史的に見ていくとその昔オスマントルコという大きな国があり
その国はヨーロッパの大部分を占めると言うほどに大きな国だった。
しかし産業革命がイギリスで起こったあと、イギリスの勢力は一気にオスマントルコに直撃。
第一次世界大戦のあと、イギリスは元オスマントルコを植民地にするにはあまりに大きな土地でコストがかかることからフランス・ロシアと土地をわけるようになる。
そしてフランスもイギリスも植民地化したオスマントルコの一部
(今のイスラエル・ヨルダン・レバノン・シリアあたり)を一つの国にしてしまうと
またその国がオスマントルコのように強くなると困るのでそれぞれの国を
アラブ人とユダヤ人、キリスト教とイスラム教などを理由に分けてしまう。
当時世界支配権を持っていたイギリスだが、第二次世界大戦後それはアメリカに代わる。
しかしアメリカもそのあたりを大きな国にしてしまうのは危険と感じ
結局小さな国のままにしておくことで隣国との対立状態を保ち
そうすることでひとつの国が強くなりすぎないようにしている。

その後、アメリカはイランイラク戦争でイラクを支援する。
しかし、イランイラク戦争後、強くなったイラクを警戒し
イラクがクウェートに侵攻するようにし存け、侵攻してきたイラクに対し攻撃を行う。
こういったアメリカの矛盾した支援も先の理由と同じなのだ。

本の中に中東のある国の外交官の言葉がある。
「アメリカが湾岸戦争でイラクのサダム・フセイン大統領を殺さなかったのは、イラクを第二の日本にしたくなかったからだよ」と。
つまり、日本は第二次世界大戦によってアメリカに徹底的に叩かれた。
そこで一度日本は崩壊する。
その日本を再び作り上げるためにアメリカは気前よく支援した。
しかしその後日本はアメリカに次ぐ経済大国になってしまった。
今のところ日本人はアメリカの属国であるという意識も低いし、アメリカへの反発も強くない。
しかし同じようにイラクを支援し、イラクが日本のように大きな国になったときいつ何が起こるかわからない。
逆にイラクを徹底的に叩いたら、周辺諸国が大きくなる可能性もある。
故に、中東は中東内でそれぞれ対立させて、その状態を長く維持させることで
アメリカとやりあえるほどの強い国を作らないようにしているという構図。
だからイラクを支援したり、イラクを攻撃したり、アメリカのやり方には矛盾があるということ。
まぁわからない話ではない。

中東には大きな武器がある。
それが石油だ。
日本は資源の乏しい国なのでこういう感覚はあまりないと思うがやはり資源を持つ国は強い。
そこからの輸出がなければ他の国は維持できないから。
石油の価格が上がれば、政府への不満は一気に強まる。
アメリカは確実に石油を輸入できる体制を保ちつつ、中東の対立卒係を維持していかなくてはならない。
そうしないとアメリカは超大国ではいられないからだ。

果たしてそれがこれからもずっと続くのだろうか?
もしそうなったとき日本はどうなるのか。
日本はそのためにアメリカの分析を冷静に行うべきである。
というのが著者の主張のようだ。

なるほど、簡単ではあるがわかった気がする。
地理的なことなのか、日本は明治維新後も終戦後も
イギリスやフランス、アメリカに植民地化されることはなかった。
日本に与えられたのはロシアの南下政策の阻止。
そのためにアジアで強い国を作らなければならず、それが日本だった。
中東は違い、強い国を作ることが許されない状況であったし
地理的にもイギリスやフランスと近く植民地化しやすい場所であった。

ただ一方でアメリカ批判の本が多いというのは気になるところだ。
例えば、日本の戦後認識というと欧米では日本に批判的な人が多いらしい。
ドイツを見習えというようなことを言われることが多い。
(最近は中国の反日デモのおかげでその見方は徐々に変わりつつあるが)
たしかに政府に肯定的な本というのは日本でもあまり見かけないし。
そんなわけであまり著者に肩入れしないように読むというのがこの手の本を読む鉄則かなと思う。

次は北朝鮮で医師活動をしていたノルベルトフォラツェン医師の本を読む予定。
posted by ひとみ at 12:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 読んだ本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月02日

外国人参政権問題と日本の「狂」育

昨日こんなニュースが入ってきた。

岸和田の住民投票条例、定住外国人に投票権

大阪府岸和田市で、日本国内在住期間が3年を超える外国人に投票を認めた常設型の住民投票条例が成立した。同市によると、在日韓国人など永住外国人を対象とした条例は先例があるが、今回のように対象を広くとった条例は珍しいという。外国人参政権を巡る議論にも影響を与えそうだ。


なんだかなぁという条例。
外国人参政権についてはここ最近国レベルでも問題になっている。
外国人参政権というのは日本に長く住んでいる外国人に対して参政権を与えようというもの。
今のところ反対派・慎重派が多いので可決には至っていないが
というかこれが可決されたら大変なことになると思うのは当然のことだ。
なぜ賛成する人がいるのか理解できない。
まぁ賛成している人の多くは在日韓国人や韓国政府関連なんですが。

わかりやすく説明しているサイトを探してみた。

外国人参政権問題をご存知ですか?

反対する理由

@まず最初に、外国籍の人には、日本の国政に参加する権利はありません。日本国民以外の人が参政権に介入する事は、日本国憲法にも違反します。

A国政とは、その国の国民が参加して決定すべきことです。そうしなければ内政干渉が起きたり、国が乗っ取られてしまいます。国家主権の中でも重要な参政権は日本国民の権利であり、外国人に付与するという危険な行為は行うべきではありません。

B私たち日本人は、この日本という国家と運命を共にする存在ですが、外国人はそうではありません。彼らは、いざとなれば帰る国があるのです。そのような人たちに国家・国民の命運を決定する参政権を付与するのは、無責任としかいいようがありません。


理屈はものすごく単純なことだと思います。
自分の国に都合のいいことをやろうとする在日外国人が出てきてしまうということです。
例えば北朝鮮に経済制裁をしよう!となった時に、在日韓国人や朝鮮人は賛成するでしょうか?
まずあり得ません。
それは日本にとっての利益よりも母国にとっての利益を優先するからです。
そういう危険があるということ。

また外国人参政権を認めている国はほとんどありません。
一部、EU加盟国や北欧では認められていますが、それは特別の国に対し、お互いに認めています。
でも日本に外国人参政権を求めている韓国はどうかというと外国人参政権を認めていません。
自分の国でやってないのに、日本に求めるな!っつー話で。
もちろんアメリカも認めていません。

さて今回大阪の岸和田市というところでこの条例が成立しました。
違法ではないのかという声もあるようですが。
ネットを見ていると大阪ってどうもちょっとそういう色が強いみたいですね。

私がいつも参考にさせて頂いているぼやきくっくりさんのブログにもこんな記事がありました。
同じ大阪の池田市の小学校の授業内容に関する記事です。

正直唖然としました。
私は高校卒業まで北海道で過ごし、その後関西に来ました。
大阪や京都にいると本当に良く「同和」「同胞」「同和教育」という言葉を目にします。
私自身小学生の時にそんなことを習った記憶ありません。
在日の話を聞いたこともありません。
もちろん原爆の話や写真を見せられたりしたことくらいはありますが。
そのブログのくっくりさんも大阪の方なのですが君が代を習ったことがないと。
ちなみにこの前うちの旦那と話していたのですが、なんと旦那、君が代の歌詞知らないって言うんですよ!
(彼は転勤族だったので東京・関西育ちです)
アリエナイよ〜!!!
小学校でしっかり覚えましたよ?
多分一番最初に音楽で習ったのって君が代だったと思う。。。
若干大阪で子育てをしていくことに不安を感じました。

それからこんな関西で「たかじんのそこまで言って委員会」が放送されているその勇気にもビックリ。
この番組、日曜の昼間という時間にもかかわらず平均15%の視聴率です。
学校ではこんな授業をして、親は家でこういう番組を見ている。
子供は混乱するだろうな〜・・・。
posted by ひとみ at 14:33| Comment(2) | TrackBack(4) | 日本・日本人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。